壁画の世界にようこそ!

壁画とは
壁画とは、壁に描かれた絵のことです。
定義はシンプルですが、
描く目的も意義も様々です。
壁画に何らかの興味を持ってここに来られたあなた、 普段あまり気にして見ていなかった壁画のことを
少しだけでも知っていただけると幸いです。
よく目にするのは、
子供たちや学生・市民などによって描かれた
まちづくり活動でよく見られるボランティア壁画です。
また、幼稚園や保育園では
子供たちを楽しくさせるための壁画がよく見られます。
学校の校舎や公共施設の建物に描かれた
シンボルとしての壁画もあります。
寂れた商店街や殺風景な場所に
美化や賑わい演出で描かれたシャッターアートなどの壁画。
建物の外壁や塀、ボードなどに描かれた
広告や集客を目的にした壁画もあります。
カフェやレストラン、居酒屋など飲食店に描かれた 店内の雰囲気を演出する壁画もあります。
テーマパークなどでは没入感を高める
ドラマティックでエンタメ性の高い壁画もあります。
有名アーティストによって描かれた
アート作品として作家性の強い壁画もあります。
変わったところでは、描かれた壁画だけでなく
描いている姿(パフォーマンス)も楽しむ
壁画のライブペインティングもあります。
近年では、一般の住宅でも
自分らしいライフスタイルを楽しむための
個性的空間づくりとしての壁画も珍しくありません。
ちょっと例外的ですが、自己主張や暴力的な
落書き的な壁画もあります。
壁画はどんな所に描かれているの?
では、壁画がどんな場所に描かれているかを見ていきましょう。 私たちがこれまでに手がけてきた場所をあげてみます。
・幼稚園・保育園
・カフェやレストラン、居酒屋などの飲食店
・ファッション店などの物販店
・商店街やショッピングセンターなどの商業施設
・旅館・ホテルなどの宿泊施設
・病院や老人ホーム
・学校や図書館などの公共施設
・遊園地や動物園
・パチンコ店、ゲームセンターなどのアミューズメント施設
・博物館や科学館などの展示館
・お城などの観光施設
・立体駐車場
・公衆浴場やプール
・公園や公衆トイレ
・神社やお寺
・工場や倉庫
・陸橋やトンネル、防波堤
・アパートや商業ビル
・一般企業のオフィスや職場
・一般住宅
壁画が描かれる場所は、様々というより無限です。
今でも年々その範囲は広がり続けています。
壁画は何のために描くの?
このように、様々な場所に様々な形で壁画が描かれています。
壁画を描く目的や動機を様々な視点で分類してみました。
01 自分自身がプライベートライフを楽しむための壁画
02 壁画そのものより参加者の共感や連帯感を高めることが目的の壁画
03 殺風景な場所に楽しさや活況感をつくるための壁画
04 落書きや痴漢犯罪などを防止するための壁画
05 記念や思い出を残すための壁画
06 記念撮影スポットなどでインスタ映えを狙った壁画
07 鑑賞を目的とした作家性、作品性の高いアート的な壁画
08 広告宣伝や集客を目的とした壁画
09 人目を引き印象づけることを目的としたランドマーク的な壁画
10 その場所の由来や特別性を伝える語り部的な壁画
11 非日常的な異空間で人をもてなす演出的な壁画
12 物語性や世界観への没入感を高めるための壁画
13 華やぎや癒やしなど人をもてなすための壁画
14 病院などでの恐怖感や不安感を和らげるための壁画
15 デッドスペースなどの利活用を狙った壁画
16 不利な立地や人通りのない通りに人を誘導するための壁画
17 印象の悪い場所や建物をチャーミングに変身させるための壁画
以上を大別すると、次の6つになります。
・壁画制作の作業を通して人と場所のつながりを高めるための壁画。
・環境美観のための壁画。
・作家性、作品性の高いアート志向の強い壁画。
・人を楽しませるエンタメ性の高い壁画。
・集客やブランディングを狙ったマーケティング的な壁画。
・空間や建物のイメージ的問題を解決するソリューション型の壁画。
子供から大人まで誰でも描ける楽しい壁画もあれば、
人を楽しませる壁画から企業や社会の問題を解決するための壁画まで 様々なレベルの壁画があり、それらが混在しています。
今度どこかで壁画を見つけたら、
ちょっと立ち止まってこれまでとは違う視点でご覧ください。
B Labは、壁画の新時代を切り開いていきます
いかがでしたか?
壁画の世界の深さと無限に広がる可能性をわかっていただけましたか?
私たちは、これまで30年以上に渡って壁画の魅力や可能性を研究しながら 企業や社会に役立てることを追究してきました。
これからも、壁画がアートという特殊性ではなく
人々の生活に密着した存在として
社会に根ざしていくことを目指して参ります。